“迫力の大型展示”
“木のスペシャリストによる流木アート”
寒河江周辺のダムから採取した流木を使用!
展示で使用した流木をプレゼント!
当日自力で持ち帰られる方のみ。
10月26日(土) 10:00〜12:00
みこし公園(無くなり次第終了)
森岡書店×長岡山会議コラボ企画
『森岡作品の原画展』
期間:9月29日〜10月14日
会場:フローラ4階 特設展示場
入場料:無料
オープニングイベント
9月29日(日)13:30〜15:00
第一部
・絵本の読み聞かせ
・森岡督行×山口洋佑 対談
第二部・ワークショップ
「不思議と思うことを絵に描こう」
(ワークショップ参加の方は、絵の具のセットかクレヨンなどの準備をお願いします)
参加費:無料
定員:20名程度(予約制)
kagami@igusa.net に氏名・住所・年齢を記入してお申し込みください。
山口洋佑
東京生まれ。雑誌・書籍、音楽、ファッション、広告、パッケージなど様々な媒体で活動。虎ノ門ヒルズ ステーションタワー内「T-MARKET」ミューラルアート、Kracieいち髪パッケージビジュアル、サントリー金麦 広告ビジュアル、黒猫同盟(上田ケンジ+コイズミキョウコ)アルバム「Un chat noir」アートワーク、FRaU SDGs MOOK 扉絵、「夢みる宝石」(シオドア・スタージョン:著 / 川野太郎:訳)装画、「マーリ・アルメイダの七つの月」(シェハン・カルナティラカ:著 / 山北めぐみ:訳)装画、「ライオンごうのたび」(もりおかよしゆき・著 / やまぐちようすけ・絵 あかね書房)絵本などを手がける。2023年に作品集「骨になる」〈ELVIS PRESS〉を刊行。
森岡督行
1974年寒河江市生まれ。森岡書店代表。文筆家。クリエティブディレクター。著書に『800日間銀座一周』(文春文庫)、『ショートケーキを許す』(雷鳥社)など。『銀座百点』にて「森岡写真探偵団」、資生堂『花椿』オンラインにて「銀座メモワール」、ハースト婦人画報社『Richesse』にて「One Book, One Journey」を連載中。聖心女子大学で開催中の『こどもと希望』展のキュレーションを担当。山口洋佑共著の絵本『ライオンごうのたび』(あかね書房)は、全国学校図書館協議会が選ぶ「2022えほん50」に選ばれた。
まだまだ楽しいイベントもたくさんあります!
★マークのイベントは
申し込みが必要です
締め切り:10/2(水)正午まで!
アーティストインタビュー
〜寒河江の企業とコラボした4名のアーティストによるインタビューをご紹介!〜
1. 今まで手掛けてきた自分の作品のテーマを教えてください。
色と質感にこだわったパブリックアートを作ります。
2. 今回、寒河江の企業とコラボ作品を制作するにあたって教えてください。
佐藤繊維とのコラボレーションで、ウール糸を使うことは決まっていました。
丁寧に分別収集された生産工程の糸くずは行き先も決まっており、水も漏らさぬSDGs体制です。これを提供いただき、私の以前から作っている技法「糸の葉」を作れないかなと考えました。
3.今回の制作で苦労したこと
吹き曝しの半屋外での展示は初めてです。はたして作った布は、その環境に耐えられるのかと不安をもち、試作品を3週間軒下に吊るし雨風にも当てました。大丈夫との確信を得て、作り始めました。
4.寒河江市について感じたことを教えてください。
左沢線の線路すぐそばまで来ている田んぼの緑の近さに感動しました。緑の海を分け入っている気分でした。
5.一言コメント
いつもは、ビルの中が主な作品設置場所です。―まちなか―に作品を置くと、どのようなことが起きるのかとても楽しみです。
佐伯和子×佐藤繊維「糸の葉 -北の空-」
1. 今まで手掛けてきた自分の作品のテーマを教えてください。
社会とのつながり、自然とのつながりを皆で分かち合いたいとの想いで様々なプロジェクトを行う。人が地球の一部であるという事を前提に、さまざまな場面で自然と調和した価値観を見出し提供すること。
2. 今回、寒河江の企業とコラボ作品を制作するにあたって教えてください。
軽部草履さんの仕事を拝見し、自然の恵みや先人の知恵、人々の暮らしが絶妙に融合した作品だと感じました。草履の素材そのものを使うだけでなく、自然に対する接し方や畏敬の念を作品に取り入れたいと思います。
3.今回の制作で苦労したこと
理想的なアイデアを実現可能な作品に落とし込むところ。
4.寒河江市について感じたことを教えてください。
食や文化・自然と色々良いところを案内していただき、好印象しかありません。
特に「さくらんぼ狩り」のもぎとってそのまま食べる、という野生的な食行動に昔から憧れがあるので、さくらんぼの街だと知り嬉しく思いました。
5.一言コメント
今回は作品制作の機会を頂きありがとうございます。
どの作品も作者にとってはかけがえのない大切な思いが込められています。
温かい目で鑑賞してもらえると嬉しいです。
長谷川仁×軽部草履「wrap」
1. 今まで手掛けてきた自分の作品のテーマを教えてください。
玩具・あそびをテーマに、作家と鑑賞者のコラボレーションが生み出すアートやデザインの楽しみ方を提案しています。
鑑賞者には子どもだけでなく大人も含まれており、自由な意思で楽しむことが重要だと考えています。高橋綾の作品は、そのような自発的な楽しみを目指しています。
2. 今回、寒河江の企業とコラボ作品を制作するにあたって教えてください。
コラボさせていただく企業は「鏡畳店」です。代表の鏡様は、日本の文化としての畳を大切にしつつ、国内での畳の需要が減少している現状を憂慮し、畳の未来について模索しています。こうした思いを反映させ、今回の「芸術祭」では、畳そのものを作品として擬人化し、人と作品がコミュニケーションを通じて畳の未来を考えるような作品を目指します。
3.今回の制作で苦労したこと
来場者とのコミュニケーションに必要な挨拶。日本人の挨拶にお辞儀が伴うことから、畳自体が「くの字」でお辞儀をしている作品を考案しました。この「くの字」を維持するために、鉄製パーツを製作し、何度も試作を重ねた結果、畳とのコラボレーションが実現しました。また、この形だけでは畳の未来を十分に伝えられないと考え、作品の目立つ場所に2次元コードを設置し、ウェブを通じて情報発信する仕組みも新たに取り入れています。
4.寒河江市について感じたことを教えてください。
寒河江市は今回初めて訪れましたが、自然豊かで、時間がゆったりと流れている印象を受けました。また、歴史的な寺院が多く、仏教文化が深く根付いていることも感じました。さくらんぼをはじめとした果物や、お蕎麦やラーメンなどの食事も美味しく、安心感を覚えました。ただ、街全体にデザインや芸術が十分に取り入れられておらず、まとまりに欠ける印象もありましたので、今回の「芸術祭」をきっかけに、より一体感が生まれると良いですね。
5.一言コメント
「SAGAEまちなか芸術祭」はデザインや芸術を取り入れた寒河江市の過去最大のアートイベントになると思います。このイベントに参加できたことで、寒河江市の魅力や伝統工芸としての畳の未来など新たな知見を得ることができ、今後の活動にも良い影響を与えると考えています。芸術祭を通じて、新しい寒河江の文化が展開されることを願っています。
高橋綾×鏡畳店「SAGAEカンシャノカタチ」
1. 今まで手掛けてきた自分の作品のテーマを教えてください。
私のこれまでの作品のテーマは「固定観念からの解放」です。既成概念にとらわれず、新しい視点で物事を見つめ直すことで、心の自由を追求しています。その結果、観る者に新しい発見と気づきをもたらすことを目指しています。
2. 今回、寒河江の企業とコラボ作品を制作するにあたって教えてください。
寒河江市の渋谷鯉のぼりの職人さんとのコラボレーションでは、伝統的な技術と私のアートが融合しました。渋谷鯉のぼりの職人さんの長年の経験と情熱に触れ、地域文化の深さと美しさを感じました。この出会いが、新たな作品創造のインスピレーションとなりました。
3.今回の制作で苦労したこと
今回の制作では、通常は風にたなびく鯉のぼりを平面のキャンバスとして使用するという挑戦がありました。縫い合わせずに平面に展開することで、鯉のぼりの動きと生命力をどう表現するかに試行錯誤しました。
4.寒河江市について感じたことを教えてください。
今回の制作では、寒河江市の象徴である慈恩寺に強く心を惹かれ、作品のテーマに取り入れています。約1300年の歴史を誇る慈恩寺は、古くから多くの宗派が共存し、祈祷寺院として国家安泰や除災招福を祈願してきました。その歴史や文化が地域の人々によって大切に守られ、次の世代へと受け継がれていく姿を作品に投影しています。慈恩寺の広大な境内が持つ静寂と荘厳さは、私の作品に深い影響を与え、受け継がれていくことの大切さを強く感じました。
5.一言コメント
「SAGAEまちなか芸術祭」では、市内各所にインスタレーションアートが展開され、街全体が芸術の舞台となります。多くのアーティストたちが創造力を発揮し、寒河江市の新たな魅力を引き出すこの機会に、ぜひ皆さんも足を運んでいただけたら嬉しいです。